フルタイムで働きながら株式投資で億の資産(億り人)を築くには?『新高値ブレイク投資術』
目次
知らない事は怖い
株は危ないからやめといた方がいい。。。
副業で収入、資産を増やしたい!と思う誰もが一度はそんな言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そもそも人間の恐怖の根源は=知らないからと言うことが多いように感じます。
何でも自分の知らない世界の話って実態が掴めず、何となーーく、分かんないもの=怖い(リスクがある)なんて思考になってしまっているんじゃないでしょうか?
この記事を読んで下さっている皆さんにも、分かっているようで、実は分かっておらず不安になってるんだけど、手付かずのことってあるのでは?※私には多々あります。笑
そんな、なんだか掴みにくい株式投資の世界に新たな旋風を巻き起こした一冊を紹介したいと思います。(盛りすぎ?)
株は新高値で買え!
え?高値で買え??
何言ってんの??
って思われた方多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人でした。
株式投資なんだからできるだけ安く買って高い時に売るのが良いに決まってるじゃん!!と率直に思いました。
しかし、根っからのあまのじゃくな私はこのいかにも奇をてらって読者の注目を浴びようとしているタイトルのこの本の中身が気になる!!気になってたまらない!!
という衝動に駆られ(まんまと)買ってしまいました。笑
この筆者の方とてもお若いようで、フルタイムでメーカーさんで働きながら、独自の投資法で何と資産1億円超を築き上げてしまったという。本物の億り人なのだそうです。
いや、羨ましすぎる。。。泣
なぜ新高値銘柄を買うと良いのか?
DUKE。さん曰く、「新高値ブレイク投資術」とは、新高値をつけた銘柄を買い、より高い株価で売却することでその分の利ざやを稼ぐというのがこの方の投資法のようです。
その手法が良いとされる根拠として、新高値をつけた銘柄をすでに持っている人は、みんな含み益を抱えハッピーな気持ちになる。売りたい人たちはもう売ってしまっているので、抵抗らしい抵抗がなくなり、そこから株価の上昇が始まるというのです。
冒頭でも述べましたが、普通の株式投資なら底値で買ってできるだけ高値で売ることが望ましいとされますよね。
ただ、この論理には実現が難しいことがあるんです。一つは「株を底値で買う」ということ。これは至難のわざと言っても良いと思います。底値をつけている株を買うということは何らかの事情を折り込み株価が下落してきたわけで、その下落の下げ止まりを予測し、そこにお金を投資するというのはなかなか勇気がいると思います。
そしてもう一つが、「底値で仕込んだ株が高値をつけるまでに一体どれくらいの時間がかかるのか全く分からない」ということです。仮に底値で仕込めたとしても最高値をつけるのが明日なのか、一年後なのか十年後なのかそれは誰にも予測できません。
ずっと持っていればいつかは必ず底値の株価よりも高くなるから、利益出るでしょ!とお考えの方もいらっしゃるかとは思いますが、それまでの期間この資金は運用することが一切できなくなってしまいます。いわゆる機会損失を生んでしまうんですね。
それならそのお金で、もっと短い期間で急上昇する銘柄に投資したくありませんか??
ですから限られた時間の中でより効率よく資産を増やす方法として、この投資法はすごく有効なんですね!
この本では、具体的な銘柄選定の方法から買い時、売り時を示すサインの見方まで解説されています。株式投資の知識が全くない人でも、所々ググりながら読み進めていけば、株にそれほど知識にない方でも、簡単に理解できる内容になっています。
この投資法のコンセプトは、「大きく勝って小さく負ける」!
いわゆる損小利大の考え方です。
これがタイトルにもある1勝4敗でもしっかり儲けるという理由なんですね。
新高値銘柄を抽出⇨チャートを確認⇨決算書からファンダメンタルズを確認⇨そして最後に会社のIR情報から決算短信を読み、ビッグチェンジを探していくという、工数や手間はかかるけれど、徐々にスクリーニングし確度を上げていく堅実なスタイルかと思います。DUKE。さんもこの本の中で「コツコツドカンを目指す投資術」と述べているのが納得できます。
この本で教えてくれること
・大化け株の見つけ方
・買いと売りのタイミング
・損切りのルール
・ポジションサイズマネージメント
ちなみに、DUKE。さんはロバートキヨサキ氏の金持ち父さん 貧乏父さんに強く影響を受けたと書いてありました。
この本を読んだことのない方のために簡単に内容を要約すると、
・中流以下の人はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる。
というもの。
お金持ちと中流階級以下の人たちの1つの大きなマインドの違いを教えてくれるベストセラー本です。私も株式投資を始めるきっかけとなったのがこの本でしたので、とても共感できました。興味のある方は是非こちらも読んでみてください!
きっと今まで見落としていた世界に気づけるはずです。
さて本題に戻ると、本の後半では、DUKE。さん自身の失敗談をケーススタディで、その失敗から得られた教訓とともに教えてくれています。
一見すると当たり前では?と思うこともありますが、株式の世界に翻弄されてしまい、初心者が見えなくなりがちな事を先人として教えてくれていると考えると、どれもが改めて心に留めておくべきポイントだと気づかされます。どの世界でも初心を忘れないってことは大事なことですよね!
総評
最後に、この本を読んでいてとても共感できたのは、自分が思う良い会社の株を買うことではなく、他の投資家が魅力的だと思う株を見抜いてそれを買う。つまり重要なことは他の投資家がどう思うか?ということです。
私の会社でも株をやっている上司が、「業績が伸びている会社の株は絶対に上がる!」と饒舌に語っているのを聞いたことがありますが、それって本当でしょうか??
私の少ない株式投資経験の中でも、業績が良いのに暴落する銘柄をいくつも目にしてきました。
業績が良いのに越したことはありませんが、業績が良い=株価が上がるではないんですね。この点を忘れてしまっている人が結構多いように感じます。
株はいわば美人投票で、みんなが欲しいと思うであろう銘柄にいち早く気づくことが
ポイントなんですね。
「株式投資は一日中パソコンの前で張り付いてないといけない」なんていうイメージを
お持ちの方は一度、本書を読んでみることをオススメします!
きっと自分にもできるかも!
と自信が湧いてくると思います♪